「マツダ研究助成」の贈呈式を挙行しました

 公益財団法人マツダ財団が優れた研究に対して助成する「第30回 (2014年度)マツダ研究助成」に、バイオベースマテリアル学部門 田中知成助教の研究課題である、「らせん状多糖によるハイブリッド包接超分子マテリアルの開発」が採択されました。
 本研究は、「持続可能な社会の構築に向けて、再生可能な植物由来素材から生産されるバイオベースマテリアルのひとつとして多糖類が注目を集めている。本研究では多糖類と合成高分子を酵素的に融合した新しい多糖超分子マテリアルを創製することを目的とする。具体的には、ホスホリラーゼを触媒とする酵素的多糖類合成反応を用いて、アミロース分子のらせん内部に合成高分子が包接されて形成する包接錯体の集合体(超分子ポリマー)を合成し、得られた超分子ポリマーのマテリアルとしての利用を図る」というものです。  
 平成26年10月21日にマツダ財団の魚谷滋己常務理事・事務局長が本学松ヶ崎キャンパスを訪れ、研究科長室にて贈呈式が執り行われました。

贈呈式の様子 (左より) 松野謙一大学院工芸科学研究科 研究科長、 田中助教、マツダ財団魚谷常務理事・事務局長